ノーショー(no show)対策!ゲストハウスでクレジットカード決済を導入!その理由とは?その2

クレジットカード払い

ゲストハウスの支払いでクレジット決済「Square」を導入してから約3週間。インバウンドを中心にビジネス利用の日本の方にもご利用いただいております。
今回は「クレジット決済を導入した理由のその2」ということでお話していきたいと思います。
理由のその1は
→→→ インバウンド対策!ゲストハウスでクレジットカード決済を導入!その理由とは?その1
をご覧ください。


そもそもゲストハウスのノーショーって?

ノーショー(no show)とは、予約をした人がキャンセルの連絡もないまま、現れないこと。要するに無断不泊だ。
一時、飲食店のノーショー問題でニュースになったので、聞いたことがある方もいるかと思いますが、ゲストハウスなどの宿泊施設でもノーショーは問題になっています。
うちのような小さなゲストハウスはこのノーショーは命とりです。ちなみにうちは去年1年間、このノーショウで30万円以上の損害を受けております。特に現地での決済が基本ルールとなっている世界最大の宿泊予約サイトBooking.comに登録しているゲストハウスのオーナーさんは少なくともこのノーショー問題には頭を悩まされているはず。Booking.comはノーショーに関しては笑ってしまうほど全く責任を取ってくれません!しかも(私の知る限り)ノーショーをした予約者にはなんのペナルティも課せられない・・・。でも簡単に「Booking.comへの登録を辞める」とはならないのです。なぜならうちの予約の約70%がBooking.com経由だからなのです。
そこでノーショー対策として導入したのが「Square」というわけ。

では実際に「Square」をどう使うか?

Square
Booking.comにはそもそも予約時にクレジットカード情報を予約者からもらうことはできましたし、おもてなしラボも保証として情報をもらっていました。ただ、その“クレジット情報が有効なものなのか”の判断はBooking.comではしてくれませんので、あくまでも予防であって、実際にノーショーやキャンセル料をクレジットカードから決済しようとすると「このカードは有効ではありません」ということが多々ありました。推測ですが、Booking.comのヘビーユーザーはこの流れがわかっているようで、最初から適当な数字を入れ「とりあえず予約だけしとこう!」的なことが意外に多いように感じます。
中には「クレジットカード情報を入れないと予約が取れない!」となるとおっくうに思い敬遠する方も多いでは?と思うかも知れませんが、「本当にうちに泊まりたい方」かどうか、また「いい加減な予約をふるいにかける」ことで結果ノーショーのリスクが減り繁忙期の販売機会を逃さなければ「それで良し!」との考えです。
(*クレジットカードを持っていない方でどうしても泊まりたいと思っている方にはノーショーのリスクは極めて低いと考え、クレジットカード情報が無くても予約できる自前の予約フォームをご紹介しています。)

実際には「Square」の”カード情報を手入力できる”機能を使います(注意:手入力は、VISA、Mastercard、American Expressのみ可能)。
予約受付の際に提供してもらったクレジットカード情報を入力後に決済ボタンを押し、カード情報が有効だと下のような決済画面になります。

Square

通常はここでサインをしてもらうのですが(サインが無くても決済はできる)、左上の赤いボタン”決済をキャンセル”を押すことで、実際の決済はせずにカード情報が有効なのか無効なのかだけを知ることができるです。
*Squareを利用して全ての予約をクレジットカードによる前払いにすることは可能ですが、Squareは120日以上の払い戻しには対応していないのと、払い戻しの仕組みが面倒なのでおもてなしラボでは対応しないことにしました。

決済画面が表示されない場合は、クレジットカード情報が無効だったということなので、それをBooking.comに知らせると「再度クレジットカード情報の提供しないさい!」というメールがBooking.comから予約者に入ります。そして24時間以内に新たなクレジットカード情報の提供が無い場合には、宿泊施設が予約を強制的にキャンセルできるのです。



Booking.comに手数料を払って、Squareに決済手数料を払うことは安宿にとっては決して小さくない金額なのですが、ノーショーはもっと面白くないし、とってもストレスなこと!
同じゲストハウスのオーナーさんにはわかってもらえるかな?と願いつつ今回はここまで。

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